科研費学術変革領域研究(A)「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築:世界の分断をのりこえる戦略知の創造」のA03班「移民・難民とコミュニティ形成」に参加しています。
1月6日、スレブレニツァ事件のジェノサイド認定を巡るロビー活動を事例に「ディアスポラによる「遠隔地ナショナリズム」と信頼構築」についてお話します。一般公開/無料、Zoomによるオンライン開催(事前登録制)。詳細・お申し込みは以下のとおりです。
A03・B03班共催ワークショップ「ディアスポラによる「遠隔地ナショナリズム」と信頼構築」
日時:2022年1月6日(木曜日)13時~15時
報告者:長有紀枝(立教大学、A03班研究分担者)
「母国の信頼構築に影響を与えるボスニア・ヘルツェゴヴィナのムスリム・ディアスポラのコネクティビティ:スレブレニツァ事件のジェノサイド認定を巡るロビー活動を事例に」
コメンテーター:佐原徹哉(明治大学、B03班研究分担者)
司会:黒木英充(東京外国語大学AA研/ 北海道大学SRC、A03班研究代表者・領域代表者)
【発表要旨】
ボスニア・ヘルツェゴヴィナは、他の旧ユーゴ諸国や東・中欧諸国同様、出稼ぎ労働者や移民の送り出し国として知られています。難民の帰還が見込まれたボスニア紛争終結後も、多くの住民が国外に移住、現在、国民の約半数以上が海外にいる計算です。本報告では「遠隔地ナショナリズム」「犠牲者ディアスポラ」という概念を手掛かりに、ボスニア・ムスリムのディアスポラ組織がどこでどのように形成され、何を目的に活動しているのか、世界的にどのようなネットワークを築き、未だ分断が激しい祖国の平和構築や信頼構築にどのような影響を与えているのか。クロアチア人やセルビア人移民との違いを意識しつつ、ボスニア紛争終盤に発生した「スレブレニツァ事件」のジェノサイド認定をめぐるロビー活動を事例に検討します。
使用言語:日本語
開催形態:一般公開/無料、Zoomによるオンライン開催(事前登録制)
こちらのリンクよりお申込みください。
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZEkcO2sqTwrHtEXoxZrtBK3lBs5_jGdaXL_
共催:科研費学術変革領域研究(A)「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築:世界の分断をのりこえる戦略知の創造」
A03班「移民・難民とコミュニティ形成」(研究代表者:黒木英充(ILCAA/ SRC); 20H05826)
B03班「紛争影響地域における信頼・平和構築」(研究代表者:石井正子(立教大学); 20H05829)
問い合わせ・連絡先
太田絵里奈 e.otatsukada[at]aa.tufs.ac.jp