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紛争
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国連憲章2条4項と無法者の住む世界 -安倍さん任せではなく
新学期になりました。ある講義では毎年、国連憲章を仔細に検討することから始めます。 国連憲章2条4項。度重なる大戦の末、国際社会がたどりついた武力紛争の…
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二つのアメリカ
トランプ政権誕生から1カ月半。米国社会の分断をめぐる報道が続いていますが、思い起こすのは学生時代に触れた米国の姿です。レーガン政権時代、中西部インディアナ州の…
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トランプ大統領の400分の1
トランプ米大統領が自国へのシリア難民などの受け入れを凍結し、さらに中東・アフリカ7カ国の国民の入国を一時停止する大統領令を発令しました。米国各地の国際空港で混…
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「駆けつけ警護」に思うこと
あまりに衝撃的なドナルド・トランプ氏の米大統領選勝利の報にかき消された感がありますが、南スーダンで平和維持活動(PKO)に従事する国連南スーダン派遣団(UNM…
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シリアの「ホワイトヘルメッツ」
2016年のノーベル平和賞が発表されました。受賞者は半世紀に及ぶ内戦の終結に尽力したコロンビアのサントス大統領。反政府組織に対する裁きなどの問題を残しています…
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銃と靴、そして停戦の崩壊
【難民を助ける会|理事長ブログにて執筆】 時と場合、場所を選んで治安状況に問題がないと判断した場合に限ってのお話ですが、海外出張の折、タクシーの運転手さんと…
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難民・移民に関する2つのサミットを前に思うこと
【難民を助ける会|理事長ブログにて執筆】安全管理の3回目の原稿の筈ですが、少し脱線します。 私事で恐縮ですが、昨年から飼いはじめた我が家の愚犬が1歳にな…
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194番目の独立国は -クルド問題をめぐって
2016年5月、私が理事長を務めるNGO「難民を助ける会」のトルコ南東部の事業地を訪ねました。シリア難民支援の最前線の事務所には、邦人職員のほかに、総務担当の…
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戦場のジョーク~トルコ出張報告①
【難民を助ける会|理事長ブログにて執筆】 ボスニア・ヘルツェゴビナや旧ユーゴスラビアで起きた一連の紛争の際、AAR Japan[難民を助ける会]の職員として…
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シリア難民と教育 -「失われた世代」をつくらないために
世界人道サミット(2016年5月23-24日)およびG7伊勢志摩サミット(同5月26-27日)に際して、日本政府は5年間で最大150人のシリア人留学生の受け入…
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キラーロボット -近未来の兵器の予防
2016年4月11~15日、スイス・ジュネーブの国連本部で、特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)の枠内で開催された「自律型致死兵器システム:LAWS」(Le…
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シリアの悲劇と私たちの想像力
ボスニア・ヘルツェゴビナの難民支援に携わっていた頃、今は亡きボスニア文学の翻訳者、編集者の田中一生さんから「不幸な世代」と呼ばれたことがあります。凄惨な紛争の…
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続・私たちの南スーダン撤退が問いかけること
【難民を助ける会|理事長ブログにて執筆】これまでの南スーダンでの活動についてはこちら後藤健二さんの殺害からもうすぐ1年がたとうとしています。改めて痛…
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善と悪の知恵比べ -クリス・ムーンさんとの会話から
年明け早々、シリア難民を扱った映画の上映会を企画したY君が研究室を訪ねてきました。 「シリア問題はなぜ解決しないのだろう。シリアのために自分たち学生に何ができ…
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私たちの南スーダン撤退が問いかけること
【難民を助ける会|理事長ブログにて執筆】これまでの南スーダンでの活動についてはこちら新年あけましておめでとうございます。難民を助ける会は、昨…
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戦後70年の年を振り返って
【難民を助ける会|理事長ブログにて執筆】2015年も残すところあとわずかとなりました。この1年、AAR Japan[難民を助ける会]へのご支援に心から御礼申…
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ムラジッチ裁判を傍聴して
11月下旬、オランダ・ハーグの旧ユーゴスラビア国際刑事裁判所(ICTY)で、ラトゥコ・ムラジッチ元将軍(72)の裁判を傍聴した。 ムラジッチ被告はボス…
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難民問題と私たち
欧州に逃れるシリア難民が連日ニュースになっています。民主化運動「アラブの春」をきっかけに2011年春、まさに東日本大震災と同じ時にシリアで起きた反政府デモが武…
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シリア難民 それぞれの選択
【難民を助ける会|理事長ブログにて執筆】関東地方・東北地方一部で記録的な大雨により、甚大な被害が発生しています。私事ですが、出身地の茨城県旧石下町(現・…
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彼岸と此岸の出会う月 -70回目の夏に
思考停止しそうな暑さです。それでも小学校のプールの歓声に生命力を感じ、いつもより多く見かける家族連れや涼しげな浴衣姿、朝顔やセミに一層「夏」を実感します。そし…